2003年06月20日 更新

最近の「わからない事」について

久しぶりに「最近思う事」を書いてみることにしました。最近はよく「わからない事」ばかりのような気がします。例えばイラク戦争は一体何だったのでしょうか?世界中で巻き起こった反戦運動や国連の意見を無視して、米国と英国は武力行使に踏み切り、でも終わってみれば大量破壊兵器は未だ見つからず、フセイン大統領もその生死すら分からない状況が続いています。一体誰の為の戦争だったのでしょうか?イラク国民はこの戦争で本当に幸せへの一歩を踏み出せたのでしょうか?”やっぱり”米国や英国の為の戦争だったのでしょうか?我が国の首相は「フセイン大統領が見つからないからといってフセイン大統領がいなかったことにはならないのだから、大量破壊兵器が見つからなくても大量破壊兵器がなかったことにはならない」などと開き直りとしか思えない「軽い」答弁を国会でしています。全く情けない限りです。またSARSについても、その正体は一体何なのでしょうか?幸いにして日本ではまだその感染例は出ていないようですが、恐ろしい感染症が発生してしまったものです。一説では「化学兵器」の一つとして開発されたのではないかと言われていますが、どうなのでしょう?今はもうそういう時代なのでしょうか?
そしてかなり次元が違うのですが、もう一つよくわからないのが広島カープの山本監督の采配です。ハースト、東出の執拗なまでの先発起用や新井の4番固定への固執、それでいて打順の組み換えの多さなど謎だらけの采配です。昨日の対巨人戦でも、石原への2度にわたるチャンスでの強硬策やブロックの交代時期、福知起用のタイミングなどどれか一つでも違っていれば勝てていたかも知れません。何か僕のような素人にはわからない理由があるのでしょうか?確かに「監督業」は大変な仕事だと思います。色々な場面で「判断」をしていかねばなりません。そしてその結果がすぐに現れます。上手くいけば選手の功績、上手くいかなければ監督の責任が問われます。医者の仕事も少し似ています。スタッフを指揮しながら個々の患者さんに対して「判断」をしていきます。上手くいく事ばかりではありません。色々な症例を経験して医者は成長していきます。