リラクゼーションサロン
不妊治療によるストレスは、ホルモン分泌に障害を起こしたり、ホルモンの卵巣への働きを減少させたりして、卵胞の発育を阻害する可能性もあります。不妊治療の不安や緊張を解消し、リラックスして治療に臨むための実践主体のサロンです。
リラクゼーションサロンの内容
- ❶呼吸法
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感情と呼吸は密接な関係があります。心身が緊張した状態になると、呼吸は浅く短くなり、眠っているときやリラックス状態のときの呼吸は穏やかです。正しい呼吸を意識するだけで、驚くほどのリラックス効果が期待できます。
呼吸法の実践はこちら > - ❷イメージ法
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とても手軽に行える方法の一つです。自分がこれまで一番ゆったりと、くつろぐことができた場面を思い浮かべてみます。できるだけ、見る、聞く、触れるなどの五感で感じながら進めていきます。
イメージ法の実践はこちら > - ❸自律訓練法(AT)
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不安を取り除くリラックス法の一つです。自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、ストレスや緊張が強い状態になると交感神経が活発になりすぎ、心身が疲弊します。自分の体に暗示をかけるようにして、交感神経と副交感神経のバランスを整えていきます。
自律訓練法(AT)の実践はこちら >
〜参加を希望される方へ〜
- 開催日/
- 月1〜2回不定期、午前10:30〜11:30(約1時間)
- 場所/
- 当院5F 多目的室
- 持参物/
- フェイス用タオル、飲み物(お茶かお水)
- 服装/
- パンツスタイルか長めのスカート着用でご参加ください(仰向けで軽く膝を立てる場合があるため)
※時間厳守でお願いいたします。遅れてこられた場合は参加を遠慮いただく場合があります。
※当日の予約はできません。※精神科・心療内科に通院中(投薬中)の方はご利用になれませんのでご了承ください。
①呼吸法の実践
呼吸は、人が自律神経をコントロールできる唯一の手段です。中でも重要な腹式呼吸は、深く息を吸いこむことでお腹の横隔膜を広げる呼吸で、下腹部を膨らませたりへこませたりして呼吸をします。
腹式呼吸
【方法】
- 1.
足は肩幅程度に開き、ひざを立てて
仰向けに寝る。- 2.
口からゆっくり長く息を吐く。
- 3.
鼻から大きく息を吸い込む。
- 4.
-
お腹の上に手を当てて息を吐いた時
にお腹がへこみ、息を吸った時にお
腹が膨らむ感じを手で確認する。 - 5.
-
10回程度繰り返す。
②イメージ法の実践
【準備】
- 誰もいない静かな安心できる部屋で行う。もし、職場で試してみる場合は、比較的静かな場所、人の往来の少ない場所(昼寝ができそうな面談室など)で行うと良いでしょう。
- ベルトやボタンなど、体を締めつけているものがあったら、少し緩める。
【姿勢】
椅子に腰掛ける。または、仰向けに寝る。
【方法】
- 1.
体の力を抜いて、目を閉じます。
- 2.
深呼吸をゆっくりと腹式呼吸で3回してください。
- 3.
-
あなたがこれまでで一番ゆったりと、くつろぐことができた場面を思い浮かべてください。できるだけ、見る、聞く、触れるなどの五感で感じながら進めてみてください。
例えば⇒午後の昼下がり、よく茂った草原に寝そべっている。時折心地良い風が、顔や手足を通り過ぎるのを感じている。空高いところで鳴いている鳥のさえずりが聞こえてくる。近くで水の流れる音がして、流れの上をひんやりとしたそよ風が吹いていて、気持ちよかった。などなど…。
③自律訓練法(AT)の実践
【準備】
- できるだけ、静かで落ち着ける場所で行う。
- ベルトや時計、ネクタイなど体を締めつけるものは外す。
- 途中で緊張したり、意識が他に行かないようにトイレなども事前にすませておく。
- ゆったりした服装で、椅子やソファーに腰掛ける。または、両脚、両腕をやや開いて仰向けに寝る。
【姿勢】
- 1.
-
両手を軽く腿のうえにおいて、椅子に深くすわる。
頭のてっぺんから吊られているようなイメージで、背中を
真っ直ぐ伸ばす。腰や背中、肩などが緊張しないことが大切。 - 2.
両脚、両腕を軽く開いて、仰向けに寝る。
背中ができるだけ床にべったりつくようにする。
全身の力が抜けていることが大切。
【方法】
ゆったりした姿勢で深呼吸をして、気持ちを落ち着かせていく。呼吸は負担にならない程度に、ゆっくり深く。息をゆったり吐きながら、全身をリラックスさせます。気持ちが落ち着いてきたら、軽く目を閉じて「気持ちが落ち着いている」と心の中で数回唱えます。十分に気持ちが落ち着いたら、第1公式に入りましょう。
第1公式/手足の「重さ」を感じる
最初は「右手」(利き手)に意識を向けて、右手の重さをただ感じるようにしましょう。同時に、心のなかで「右手が重たい」と唱えます。次に「左手が重たい」「右足が重たい」「左足が重たい」と順番に行っていきます。「両手が重たい」「両足が重たい」とやってもかまいません。肩や腕の余分な緊張が抜けて、からだの微妙な感覚を意識できるぐらいリラックスすると、自然と右手の重さを感じられます。もし何も感じなくても焦らないでください。すぐに感じる人もいれば、数週間かかる人もいます。自分のリラックス度の目安と思って、ただ感じられるようになるまで待ちましょう。緊張したり、肩や腕の力が十分に抜けていないと重さは感じられません。 第1公式を数分間行った後、感じられなかった人も第2公式に移りましょう。
第2公式/手足の「温かさ」を感じる。
今度は「温かさ」を感じます。方法は第1公式と同じです。
消去動作(必ず行ってください!)
- 両手を強く握ったり、開いたりする。
- 両手を組んで大きく伸びをする。
- 首や肩をよく回す。
- その他、からだをほぐして自己催眠状態からさめる。
ゆったり落ち着けるところで、自律訓練法をやってみよう。
慣れてくると、ちょっとした仕事の合間や電車のなかでもできるようになります。