2021年11月08日 更新

「マルチ」のススメ

「マルチ」と言っても、「マルチ商法」のことではありません。
「マルチング」(畑の表面を藁やビニール、ポリエチレンフィルムなどで覆うこと)の略です。

私は数年前から「家庭菜園」を始めました。
日曜日や祝日も午前中は仕事のことが多く、午後からでもできる「趣味」を探していて、「家庭菜園」に辿り着きました。

これまで主に、キュウリやトマト、ジャガイモなどを育てていましたが、今回、サツマイモを育ててみることにしました。
以前も一度、サツマイモを育てたことがあるのですが、土のせいか、水はけのせいか、肥料のせいか、まあまあ美味しく食べれたものの、期待していたほどではありませんでした。

そこで今回は、事前にネットで調べてみると、「サツマイモは中南米が原産地の植物で、寒さに弱く、日本で栽培する時は「マルチ」でした方がよい」と書いてあるのを見つけました。

「マルチ」?

皆さんも、畑で土を覆っている黒いビニールを見かけたことがあると思いますが、あれが「マルチ」です。「マルチ」をすると、土の中の水分の蒸散が抑えられ、土の中の温度変化が緩やかになり、雑草も抑制され、肥料の流出も抑えられるなど、様々なメリットがあるようです。何だか本格的な「農業」のような気がして、「素人」の私なんかがと思い、これまでしたことはありませんでしたが、今回は思い切って「マルチ」をしてみることにしました。

「マルチ」をすると言っても、すること自体はとても簡単で、苗を植える前に畑を黒いポリエチレンフィルムで覆い、周りに土を被せておくだけす。

一応、理系の私としては、効果を見極めるには「コントロール」を設定しないとと考え、畑の半分は「マルチ」で、半分は「マルチなし」でサツマイモを育ててみることにしました。

結果は、「マルチ」で育てた方がこちら

「マルチなし」がこちら

写真では違いがあまりよく分からないかも知れませんが、明らかに「マルチ」の方が、一つ一つのサツマイモが大きくて、色艶もよく、お店で売っている「サツマイモ」と遜色ない出来でした。

今はまだ熟成中で、食べていないので味の違いは分かりません。
食べた感想はまた後日、このブログで報告させていただきます。

ちょっとした工夫、ひと手間で結果が大きく異なる。ひとつまた勉強になりました。

「マルチ」は他の色々な野菜(キュウリ、トウモロコシ、タマネギなど)の栽培にもとてもよいとされているようです。もし「家庭菜園」をしている方がおられましたら、是非「マルチ」を試してみて下さい。

しばらく「マルチ」にはまりそうな予感です。